守らなくてはいけなくなったもの....



     その姿は、なぜ消えて行くことになったのか?


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       今回の遠征の目的のひとつであったこの蝶たちは、
       年々その数と生息地を減らし、絶滅しようとしています。

       彼らが生きて行くのに適した環境は、どうしてここにしか残っていないの?








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      ウスイロヒョウモンモドキ  絶滅危惧Ⅰ類 (絶滅の危機に瀕している種)

      もともと、中国山陽地方にしか生息していない蝶だったようですが、
      今....その姿を見る事が出来る場所は、ほんの僅か。
      
      地域の方々を含めての熱心な保全・保護活動のおかげで、
      かろうじてこうして姿を見せてもらえていますが、
      それでも数が増えていくという事はないようです。

      





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       岡山県の某高原へ着いてすぐ、最初のウスイロさんが現れました。
       第一印象は、 『ちっさーw( ̄▽ ̄;)w』
       大きさといい、色味の雰囲気といい、サカハチチョウの春型と似てるなぁと思いました。
       もうそんなにピカピカの個体は居ませんでしたが、
       希少種との出会いはやはり感動的です。
       裏翅がとても美しい模様でした!




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      ヒメシジミ
      そして、ここではたくさんのヒメシジミたちにも出会えました。
      西日本のヒメシジミたちにも、この辺りでしか会う事が出来ません。
      現地で出会った方の話によると、
      これでもヒメシジミたちは減ってしまったとのこと。 以前はほどいたらしい....
      ヒメシジミたちもまた、希少種の一種になってしまっています。





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       ベニシジミなんてほとんどいない(笑)
       辺り一面でチラチラ飛んでいるのはヒメシジミ!∑(ёロё)ホエー!!
       所変われば.....を実感☆



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       人の手が入る牧草地だった頃が、
       ウスイロヒョウモンモドキにとって居心地が良かったようです。
       使われなくなり放置され、荒れて食草などが育たなくなってしまったからでしょうか?
       草丈1mほどのススキなどの明るい草原...
       同じような条件の場所はあるように思うのですが、やはりダメなんですね。
       他の生息地でさえ、手厚い保全活動をもってしても、
       姿を見られなくなっていく場所があるようです。
       何をどうしてあげたらいいのでしょう? 
       蝶たちと会話が出来て、要望を聞いてあげられたら....そう思うと切ないですね。

       とにかく、採集圧での絶滅だけはさせたくないですね。
       いい加減、数を減らしてると解ってる蝶たちに網を振る人たち絶滅して欲しいです。
       そういう時代ではないと思います。
       「自分1人くらいが捕ったって...」 は、もう通用しません。


       ザワザワと風に揺らぐ草の中から、緩やかに現れる小さな蝶。
       絶滅したと思われている場所でさえ、実はひっそりと強かに残っていて欲しいな.....
 



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by butterfly_mie | 2012-07-22 13:46 | 虫撮り部活記 | Trackback | Comments(8)
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Commented by じゅん at 2012-07-22 23:15 x
わーっ、ウスイロヒョウモンモドキ、はっきりとしたヒョウモン模様で綺麗な翅だねー(人´ー`*)
裏翅と表翅の色合いのバランスが絶妙な感じがする~
でも貴重な蝶なんだねぇー(;Θ;)
明るい草原のグリーンの中でキラキラ輝いて
頑張って生きてる姿、感動的~♪
一枚目のヒメシジミとの2ショットなんてたぶんレアレアすぎるんではー?
ヒメシジミってオレンジ色が鮮やかでツバメシジミとか
似たよーなシジミちゃんとはやっぱり違うねー♪
♀と♂の追いかけっこのショットもバッチリ!
遠征した甲斐があったよねー♪

食草が限られてる子達には今の変わりすぎた環境は生きづらいよねぇ。
自然がいっぱいあればいいっていう訳じゃなく
きちんと人の手の入った里山や高原って意識して守っていかないとなくなっちゃうもんね。
野焼きの煙を嫌がる人がいて禁止されたり、いろいろ難しい問題山積だけど
保全に努めてる人達には本当に頭が下がる思いがしちゃうよ~。
採取はこういう個体は当たり前だけど、普通種も大事にしてって欲しいよねー♪(´・ω・`)
Commented by butterfly_mie at 2012-07-23 00:32
じゅんチャン、
豹紋...っていうより、何だか「和」を感じる色模様に思えたの~
小さくスッキリまとまってる感じが、寄木細工のように美しくて!!
私も詳しくは知らなかった蝶なんやけど...
本当に僅かしか生き残っていないみたいなの(;д;) ヒック
ここでは、ヒメシジミと仲良く吸蜜なんて姿は日常茶飯事みたい!
お互い、無駄な争いはせず食事に夢中って感じで(笑)
ヒメシジミのメスは特にオレンジの強い子が居てキレイだよ~♪

ウスイロヒョウモンモドキたちの元々の生息地は、
荒れてしまったり、レジャー施設の開発で環境が壊されたり...
人間の撒く農薬も原因だったりする事もあるよね。
本当に保全に努めてくださる方々のためにも、
あちこちで絶滅にさらされてる小さな蝶の事から、
環境保護・保全の必要を理解してもらいたいよね....
すべての蝶が、そこでは普通種やったハズなんやから!
Commented by Nobuzo at 2012-07-24 12:35 x
ウスイロヒョウモンモドキ、今まで知らなかった蝶に思います。独特な文様が面白いです。
多種多彩な生物がいてこその人類と思います。
Commented by butterfly_mie at 2012-07-24 21:12
Nobuzoさん、
小さな蝶ですが、とても美しく優雅な蝶でしたよ。
そうですよね...人間だけでなんて生きていけないでしょうね。
Commented by RAC at 2012-07-24 23:28 x
希少種に出会えるだけで、さすが蝶人って思えます。
環境の問題って複雑よね。
自然が残ってるだけでいいのかと言うとそうでもなく、適度に人の手が入っていたほうが良かったり、はたまた他の生物が進出してきて環境が変わったり。
Commented by tmk-efuyon at 2012-07-25 00:02
岡山へ! 希少なヒメさま、ウスイロさんに会えるのもスゴイ♪
そのおかげで、私たちも見せてもらえるのですから♪
ありがとうございましゅ♪
でも、蝶をみだりに採集してゆく人たちを、マジ許せません(怒)…
Commented by butterfly_mie at 2012-07-29 21:59
RACしゃん、
ここは、保護されている場所なので、出会う事が可能なの。
何でもいいから緑の草木が生えてたらエエっていうもんと違うし..
ほんま難しいね....
人々の昔の生活と共生したきた生き物たちは、
人間が見捨てたも同然! 守っていく責務があるよね。
Commented by butterfly_mie at 2012-07-29 22:03
TMKさま、
岡山と鳥取の境目辺りまで遠征して参りました。
ウスイロさんも、ヒメさんも、
静かな夏の高原でひっそりと細々と暮らしています。
たくさんの蝶たちで賑わっていた頃の景色って、
どんなだったんやろ? 
この日は、行く先々で採集者の姿を目にして嫌な思いをしました。


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